
ぼんくらトリオが、無謀なスケジュールで世界一周の旅に出た!
その顛末はコミックエッセイ『35日間世界一周!!』に描かれ、
このたびめでたく全5巻で完結しました。
それを記念し、旅の見所を写真で振り返ります。第4回は南欧南米・天空都市編!
その顛末はコミックエッセイ『35日間世界一周!!』に描かれ、
このたびめでたく全5巻で完結しました。
それを記念し、旅の見所を写真で振り返ります。第4回は南欧南米・天空都市編!

19日目! ペルー(マチュピチュ)

今日は早朝から、天空都市・マチュピチュへ向けて出発。日本語が話せる運転手・アントニオのタクシーを待つがなかなか現れない…と思ったら、別のドライバーを連れてきて、本人は「別件がある」とどこかへ消えた。

マチュピチュ行きの列車の駅は、クスコ市内でなく隣町のポロイに。クスコの中心地を離れると建物もまばらになり、雰囲気がガラリと変わります。ちなみにマチュピチュへ行く理由は「なんかかっこいいから」byノダD

周りの建物とムードが全然違って、とてもきれいなポロイ駅。しかし地元の人は駅に入れないらしい。格差を感じる。

マチュピチュ行きの列車は1日3本。それぞれにグレードがあり、一番安い「バックパッカー」はシンプルなサービス(往復約10000円)。「ビスタ・ドーム」は景観が楽しめる天窓があり、軽食も付く(往復約15000円)。「ハイラム・ビンガム」は食事やワインが出る豪華仕様(往復約59000円)。

我々はビスタ・ドームでマチュピチュを目指します。ペルー・レイルの車両、ピカピカです。

これがビスタ・ドーム。天窓が! シートも結構立派です!

テーブルを挟んで。カメラの準備に余念がないWおっさんズ。

軽食タイム。コカ茶、オレンジジュース、マフィン、パン、ジャム。あとハムとチーズ。男女ペアの車掌さんとボーイさんが、きめ細やかにサービスしてくれます。毛布も貸してくれました。

山の景観がすごくなってきました。これがペルーの山か…!

車窓から遺跡発見。こうしたところを歩いて、マチュピチュに向かうというのも人気とか。

マチュピチュ駅到着。ザ・秘境みたいなのを想像してたけど、そうでもなかった。観光客しか乗らない列車なので、設備はどこもキレイ。

麓のマチュピチュ村です。お店はたくさんあっておみやげも食事も困らなそう。

マチュピチュ遺跡へは、駅からバスで「ハイラム・ビンガム・ロード」を登ります。バス停で乗車券を買ってレッツGO!

マチュピチュの入り口に着きました。入場料の支払いは現金(ペルーの通貨「ソル」)だけで、ドルもカードも使えず…高額なレートの両替をするはめに。

まずは斜面を登っていきます。ふと横を見ると、すでに小路が続いていて…高まる期待感!

いきなりキタ! マチュピチュだ~! 写真とかでよく見る光景だ! それは見られるアングルが決まっているからだった! でも生で見た方が全然カッコイイ!

3人で記念撮影。この後しばらく上からの眺めを堪能。

遺跡に残された市街地へ。ここは入り口。

市街地の中も高低差があります。向かって左側は石切場や神殿が続き、広場を挟んで右側は居住区です。

遺跡のはじっこ。ここからアメリカ人探検家のハイラム・ビンガムさんが登ってきて、マチュピチュを発見したそう。こんな急斜面を登ってきたのか~!

遺跡の中に、リャマが放牧されてる。

こんなことしても意に介さず。近寄っても触っても気にしません。人に慣れてらっしゃる。

子リャマちゃん! かわいい~。

「ワイナピチュ」(「若い峰」という意味)の登山口。頂上から遺跡を見るのも人気のコースだけど、日帰りで時間的に余裕なく断念。

居住区エリアへ。路地裏探索ができてすごく楽しい。当時の生活が想像できて、ワクワクする。

遺跡の入り口方面。くねくねした道は、駅からバスで登ってきた「ハイラム・ビンガム・ロード」。入り口側の斜面は段々畑が広がってます。

インカは潅漑技術が進んでいた。斜面に沿って設けられている「16(ヵ所)の水汲み場」

4時間でぐるりと遺跡を一周。駆け足だったけど満喫した!

麓のお店でピザを食べる。これがおいしかった! ペルーは料理のレベルが基本的に高いけど、中でも小麦粉をこねて焼く系のものは外さないイメージ。

時間ギリギリまでおみやげを買い、列車までダッシュ。写真もブレております。

帰りも軽食が出ます。疲れた体にコカ茶が染みます。

車内に突然轟く「トゥルルルルルルル!」という声。民族舞踊「カパック・コーヤ」が始まりました。

そして曲が変わると、女性の車掌さんがモデル歩きで登場! アルパカニットのファッションショー。続いて男性の車掌さんも、モデルとしてウォーキング。車内大盛り上がり!

最後に3人でポーズ。各車両担当の車掌さんとボーイさんが行うショータイムでした。その後はショーでアピールしたニットの販売があったのですが、街のおみやげと0の数が2つ違う高級品だったので諦めました…。

ポロイ駅到着。すっかり真っ暗に。

朝頼んだタクシーが迎えに来てくれています。「これ頼んでなかったらどうなるんだろう」というくらい、周りには何もない…。

ホテルに戻ってから向かいのレストランへ。テンジクネズミ「クイ」をオーダー。オープンキッチンを覗くと、なんだかすごいものが丸焼きに…おおう…。

アルパカのステーキとクイの丸焼き。クイはちょっと油っぽくて小骨が多く、鶏肉に近い味。アルパカステーキはものすごくおいしかった! アルパカはかわいいうえに、おいしいなんて! 大満足で35日間世界一周・19日目終了!
20日目! ペルー(クスコ~プーノ)

おはようございます。今日はチチカカ湖畔のプーノに移動。ホテルの朝食を食べて、アントニオのタクシーでバスターミナルへ。

バスターミナル。ペルーは山の斜面に何か描いてあることが多い。紋章的なものがどーんと。

アントニオと記念撮影。ボラれるかも…と警戒していたけど、プーノ行きのバスチケットも取ってくれたし、なんだかんだとお世話になりました。

これがプーノまで行くバス。思っていたよりもキレイでよかった。

丘の上に立つインカ帝国9代皇帝「チャパテク像」に見送られて、いざ出発!

街を出るとすぐに広がる風景。標高3300mのクスコから3800mのプーノへ。その道中は標高4000mを超えるという。

標高が高いと紫外線も強い。日焼け対策で終始こんな感じ…。

4200mくらいが標高マックスでした。山の上には雪が。しかしバスに乗ってるだけなので、さほど体がキツかったりはせず。

放牧されているリャマのみなさん。標高は高いけど、ずっと家畜がいるか、畑があるかのどちらかだった。

休憩中。バスの車体下にあるトランクルームから人が!? 交替の運転手をここに乗せてたらしい…。

プーノ到着! 明日乗るラパス行きのバスのチケットを買っておきます。何かと世話をして手数料を取りたがる客引きのおばちゃんがずっと着いてくる。

客引きのおばちゃんが勝手にタクシーを止めて、荷物を乗せちゃう。おばちゃんのセールストークを無視して、ホテルへ向かう。

ホテル「マンコ・カパック・イン」。なんだか凄い名前ですが、マンコ・カパックはインカ帝国初代皇帝の名前です。

チェックインしても、まだついてくる客引きのおばちゃん。ガン無視してたら帰って行きました。

「宿泊費はバス・トイレ付きで20ソレス」と書いてある。この写真が翌朝役に立とうとは…。

さて街へ、というわけで中央市場に。プーノにもツーリストポリスが至る所に。

市場の2階にあったジュース屋さん。ペルーは生搾りジュース屋さんがたくさんある。

チリモヤ・パパイヤ・パイナップルのミックスジュース。おいしい! そしてボリュームいっぱい、おなかもいっぱい。

どこの街にも大抵ある「カテドラル」。スペイン語で「中央教会」という意味です。

ペルー料理のレストランへ。ノダDも山本さんも高山病で頭が痛いらしい。なぜか私は元気。

ペルー料理は「セビーチェ」(南米風マリネ)、そうめん入りスープなどがおいしくお気に入り。 35日間世界一周・20日目終了!
コミックエッセイ版

『35日間世界一周!!』全5巻
水谷さるころ:著
旅の全貌を、水谷さるころ本人がコミックエッセイに描き下ろしました。トラブル続出、踏んだり蹴ったり笑ったり。そして最後に超展開。ぼんくら3人組のリアル珍道中!
『35日間世界一周!! Part1 アジア編』
『35日間世界一周!! Part2 ヨーロッパ鉄道編』
『35日間世界一周!! Part3 南欧南米・世界遺産編』
『35日間世界一周!! Part4 南米・天空都市編』
『35日間世界一周!! Part5 カリブ海リゾート& NY・ハワイ編』