ショートショート #1,2,3 両角長彦 ショートショート #1,2,3 今年2月、『ラガド 煉獄の教室』で鮮烈なデビューを果たした両角長彦。
「異様な迫力」と評された同作で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した彼が、“本来もっとも得意”だというショートショート×3編でマトグロッソに初登場!


『ラガド 煉獄の教室』(光文社)

両角長彦(もろずみ・たけひこ)

1960年埼玉県生まれ。北海道大学中退、一橋大学卒。 タウン誌編集部勤務など様々な職を経て、いまに至る。『ラガド 煉獄の教室』(光文社)で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。


短編集は売れない、ましてショートショート集となると、ベテラン作家であっても絶望的だ――という声を聞くにつけ、子供の頃から星新一ほか偉大な先達たちのショートショートを読みつづけてきた私としては、なんとかこのジャンルの復権をはかれないか、と身の程もわきまえず野望をたぎらせているところなのですが、まあそれはそれとして、本来ショートショートは、コーヒーブレイクの五分、電車待ちの三分の間に読めてしまうトクな読み物ですので、そうしたスキマをつぶすためにかる~く楽しんでいただければ幸いです。

 今回は編集部の好意といいますか、おそらくきまぐれで、拙作3本一挙掲載ということになってしまい、いちばん驚いているのは当の本人ですが、もちろん私などよりはるかにうまい方はたくさんおられます。そうした作家のショートショートを読んでみたいと、皆様はお思いになりませんか!?
 もしお思いでしたら、どうか編集部に要望を出してください。いまやどの小説雑誌でも実現困難なショートショート特集を、この「マトグロッソ」誌上で実現させることができるかどうか、ひとえに皆様のお力にかかっているのです。


―――両角長彦

?