マトグロッソで連載していた光嶋裕介さんの「放課後のベルリン」が
このたびついに書籍として刊行されました。
なかみを一部お見せしながら、ご紹介していきます。
新たにタイトルを『建築武者修行 ―放課後のベルリン』とし
連載では紹介できなかった挿話やスケッチ、写真を大幅に加えて
352ページ、オールカラーの本として刊行しました。
連載では紹介できなかった挿話やスケッチ、写真を大幅に加えて
352ページ、オールカラーの本として刊行しました。
こんな雰囲気で進んでいきます。
連載#1~#30に #31を加えた全31編を収録。 |
各話、文章もスケッチも写真もどっさり追加しました!
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ブックデザインは、外側もなかみもすべて鈴木成一
デザイン室にお願いしました。 全ページに、鈴木さんとご担当くださった岩田和美さんの 細やかな配慮が行き届いています。 |
帯に、内田樹さんがこんな推薦文を
寄せてくださいました。
寄せてくださいました。
旅の記憶について書くことのリスクは、
一度書いてしまった言葉が書き手自身を呪縛して、
経験の意味を固定化してしまうことにある。
この書物はその陥穽をみごとに免れている。
書き手である青年は、彼の旅の経験を一意的なものに
還元することを自制し、経験から終わりなく意味を
汲み出し続けようとしているからである。
自己抑制と知的貪欲。その緊張のうちにこの本の
文体の魅力は棲まっている。
――内田樹
≪連載時の原稿を一部ご紹介≫
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2013/9/12 更新