『ユングのサウンドトラック』刊行一周年記念 菊地成孔のフィルムジョッキー

終了のご報告


大勢のご来場、誠にありがとうございました!
唯一無二の「音」と共に上映された『カリガリ博士』、いかがでしたでしょうか。
映画でありながら、二度と再現できないライブ……物凄いサスペンスでした。
パリとニューヨークをそれぞれ舞台にした、駄目な夫が主人公の
2作品『アバンチュールはパリで』と『アイズワイドシャット』も、
菊地氏によるオリジナル解説と共に観ると、いかに凄い映画かがわかります。
ちなみに3作品とも「夢」が隠れテーマでしたので、途中で眠りに
落ちても問題ございません。

 フィルムジョッキー、好評につき第2回を予定しております。
 お楽しみに!

~『ユングのサウンドトラック』刊行一周年記念 菊地成孔のフィルムジョッキー~

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photo:Masahiro Sanbe

 

音楽家の菊地成孔が、ディスクジョッキーならぬ「フィルムジョッキー」としてセレクトした3本の名画をそれぞれ解説付きで上映するオールナイトイベント。
サイレント映画の古典『カリガリ博士』に、菊地成孔がDJとしてその場で音を当てていくライブ上映のほか、今やほとんど上映されることのないスタンリー・キューブリック監督の遺作で、クリスマス直前の夫婦の不和を描いた隠れたクリスマス映画でもある『アイズ・ワイド・シャット』、さらに韓国のゴダールと評されるホン・サンス監督が、初めてパリで撮影した恋愛会話劇の傑作『アバンチュールはパリで』の豪華3本立て!

■タイムテーブル
22:30-    菊地成孔の解説
22:50-1:15 『アバンチュールはパリで』
(2008年・韓)監督:ホン・サンス

<15分休憩>
1:30-    菊地成孔の解説
1:50-2:40 『カリガリ博士』
(1919年・独)監督:ローベルト・ヴィーネ/DJ:菊地成孔

<15分休憩>
2:55-    菊地成孔の解説
3:15-5:55 『アイズ ワイド シャット』
(1999年・米)監督:スタンリー・キューブリック
*『カリガリ博士』は日本語字幕のない英語版プリント(16mm)になります。
 (当日受付にて「あらすじ」を配布予定です)


■日時:2010年12月11日(土) 22時15分開場/22時30分開演
■場所:新文芸坐
http://www.shin-bungeiza.com
■チケット:3300円
(全席指定)
*チケットぴあにて11月20日(土)より発売開始(Pコード:597-069)。新文芸坐受付でも取り扱い有。
*オールナイト上映のため、18歳未満は入場できません。

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      『ユングのサウンドトラック』(菊地成孔)
    タブーに抵触するため、これまでどこにも発表できなかった松本人志『大日本人』論。ジャン=リュック・ゴダールの作品を「音楽」と「恋」から読み解く超絶の集中講義。古典から最新作に至るまで、ハリウッド映画を貫くフェティッシュな魅力。そして脳内で撮影中の「妄想の監督作品」――菊地成孔、初めての映画“純”エッセイ集。
      
  • 菊地成孔(きくち・なるよし)

    1963年、千葉県生まれ。音楽家、音楽講師、文筆家。84年にプロデビュー。その後、デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン、SPANK HAPPYなどのグループを主宰、現在は菊地成孔ダブ・セクステット、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールで活動中。著作デビューは03年『スペインの宇宙食』(現在小学館文庫)から。対象は音楽、映画、料理、服飾、格闘技と幅広い。 近著に『ユングのサウンドトラック』(イースト・プレス)、大谷能生との共著で『東京大学のアルバート・アイラー』(文春文庫)、『アフロ・ディズニー』(文藝春秋)など。
    2010年9月には『アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界』と、菊地成孔の00年代の音楽家としてのベストワークス「闘争のエチカ」(上下)も発売になった。