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『きつねのつき』(河出書房新社)
ある晩“人工巨人”が暴走し、呑み込まれてしまった町。以降、人に化けた者たちが徘徊するこの町で、それでも健やかに日々を過ごす娘・春子に救われながら、私は毎日を生きていく。3・11後の世界に優しく響く、破壊と再生の物語。著者最新、書き下ろし長編小説。
『NOVA6――書き下ろし日本SFコレクション』(河出書房新社)
SF評論家・翻訳家の大森望が編む、オリジナル日本SFアンソロジー・シリーズ最新刊(11月5日発売)。北野さんは短編「とんがりとその周辺」で参加。下でも紹介している前連載『五丁目の穴ぼこ』とは対になっていて、あわせて読むと興奮もひとしおです!
『どろんころんど』(福音館書店)
アンドロイドの少女・アリスが長い長い長い眠りから覚めると、世界はどろんこになっていた。傍らには、ヒトのような形をした影みたいなものと、それから「亀」。たくさんいたはずのヒトの姿はなく、目の前には果てしなく広がる泥の海… いなくなったヒトを探して、アリスたちは旅に出る。けったいな、だけどもどこかやさしいヒトと世界についての物語。
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北野勇作(きたの・ゆうさく)
1962年、兵庫県生まれ。大阪在住。SF作家。1992年に『昔、火星のあった場所』(徳間デュアル文庫)で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。2001年、『かめくん』(徳間デュアル文庫)で第22回日本SF大賞受賞。2010年には、〈ボクラノSFシリーズ〉にて『どろんころんど』(福音館書店)を上梓。『SFが読みたい!』誌恒例企画「ベストSF2010」国内篇第2位に選出された。2011年8月には傑作の呼び声高き『きつねのつき』(河出書房新社)も刊行。新作落語の会である『ハナシをノベル!!』で落語作家としても活躍中。
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