同人誌として発行され、大きな話題となった『制服嗜好』が、
フルカラーでの全面改稿の上、商業版として発売になりました。
制服を嗜む男女へ捧げる――本書の内容をご紹介します。
判型はA5サイズ。本文フルカラー全120Pです。
はじめに――
みなさんはじめまして、上月さつきです。平日は会社員をしながら休日はお絵描きをしている週末イラストレーターです。
突然ですが、2020年夏のオリンピック・パラリンピック開催都市に東京が選ばれたのは記憶に新しいことでしょう。実はこの2020年、日本の学校制服史にとっては非常に重要な、「学校制服にセーラー服が採用されてからちょうど100年」という節目の年になります。
元来、学校制服とは学校に対する誠実さや組織の一員であるという自覚を持たせるための内面的な役割や、生徒の所属を明確化し学校の信頼性やイメージを確立するための外面的な役割などを持っていました。
ところが、今や日本の制服は制服本来の役割を飛び越えて、世界から注目されている「kawaii」ファッションの象徴的存在になっていると言っても過言ではありません。2009年に日本の外務省から任命された3人のポップカルチャー発信使、通称「カワイイ大使」は、フランスのパリで行われた日本文化総合博覧会「ジャパン・エキスポ」に参加し、日本人らしい美しい制服姿を世界へ発信し好評を博しました。
また、近年では海外でも「seifuku」が通じるほど多くの人々に親しまれており、日本の制服はもはや国内だけではなく世界規模で広がりを見せているのです。
さて、一口に制服と言ってもセーラー服やブレザー、ジャンパースカートからボレロまで、その種類や形は様々ですが、共通して断言できる事は「みんな、かわいい」事でしょう。
制服には普段着には見られない数多くの特徴的なパーツがあり、それこそが制服の持つ「かわいい」の根源である事は疑う余地もありません。
普段あまり目にする機会が無い細かなパーツから、制服と組み合わせることによって更にかわいさを引き立ててくれるアウターとのコーディネート例まで、ミクロからマクロな視点に渡って余すところなく伝えられるよう努力しました。
このかけがえのない魅力を、みなさんと一緒に共有できればとても幸せに思います。
(本編から全文抜粋)
みなさんはじめまして、上月さつきです。平日は会社員をしながら休日はお絵描きをしている週末イラストレーターです。
突然ですが、2020年夏のオリンピック・パラリンピック開催都市に東京が選ばれたのは記憶に新しいことでしょう。実はこの2020年、日本の学校制服史にとっては非常に重要な、「学校制服にセーラー服が採用されてからちょうど100年」という節目の年になります。
元来、学校制服とは学校に対する誠実さや組織の一員であるという自覚を持たせるための内面的な役割や、生徒の所属を明確化し学校の信頼性やイメージを確立するための外面的な役割などを持っていました。
ところが、今や日本の制服は制服本来の役割を飛び越えて、世界から注目されている「kawaii」ファッションの象徴的存在になっていると言っても過言ではありません。2009年に日本の外務省から任命された3人のポップカルチャー発信使、通称「カワイイ大使」は、フランスのパリで行われた日本文化総合博覧会「ジャパン・エキスポ」に参加し、日本人らしい美しい制服姿を世界へ発信し好評を博しました。
また、近年では海外でも「seifuku」が通じるほど多くの人々に親しまれており、日本の制服はもはや国内だけではなく世界規模で広がりを見せているのです。
さて、一口に制服と言ってもセーラー服やブレザー、ジャンパースカートからボレロまで、その種類や形は様々ですが、共通して断言できる事は「みんな、かわいい」事でしょう。
制服には普段着には見られない数多くの特徴的なパーツがあり、それこそが制服の持つ「かわいい」の根源である事は疑う余地もありません。
普段あまり目にする機会が無い細かなパーツから、制服と組み合わせることによって更にかわいさを引き立ててくれるアウターとのコーディネート例まで、ミクロからマクロな視点に渡って余すところなく伝えられるよう努力しました。
このかけがえのない魅力を、みなさんと一緒に共有できればとても幸せに思います。
◎もくじはこんな感じです。
*クリックすると拡大します。
◎本の構成についてご紹介。
『制服嗜好』は、大きく3つの章から成ります。
第1章は「制服女子の春夏秋冬」、四季の着こなしを架空の女子高生モデル20人が魅せてくれます。【Check it out!】の枠では、自分がイチオシするポイントを教えてくれます。
1章に登場する女の子たち。左から、春、夏、秋、冬の着こなしです。
第2章は「上半身」、制服の上半身に見られる特徴について。セーラー服、ブレザー服、セーラーブレザー服の基本解説にはじまり、各種バリエーションの紹介を経て、胸元を彩る各種タイから、気候によって重ねるアウターについても語ります。
2章の「セーラー基本解説」から一部抜粋。
第3章は「下半身」、制服の下半身に見られる特徴について。スカート丈の調整、プリーツ(ヒダ)の形状、気になるけれど外からは見えない部分にも触れ、柄であるチェックパターン、足元を飾るローファーやタイツ、ストッキングについても言及します。
夏服と冬服の比較やスク水やスポーツウェアも含めて、「制服」にまつわるすべてをこの1冊に詰めこみました。
3章の「スカート基本解説」から一部抜粋。
◎制服の可能性が満載です!
本書の目玉でもある、タイプ別の制服バリエーションページ。
カバーまわりから本文まですべて、かわいく美しく仕上げてくださったのはデザイナーの風見ニノさんです。
◇ ◇ ◇
同人誌バージョンの「制服嗜好」。ここから始まりました……!
◎制服を嗜むすべての人へ……!
制服を好きになるキッカケは、素敵な学校指定の制服に憧れる、アニメやマンガに登場する個性的な制服にハマる、ファッションアイテムとしての制服に興味がある……など、様々にあると思います。本書は、制服を嗜むすべての人に対して、好奇心をさらに刺激する、そんな1冊となれば幸いです。
◎現在Amazonでも好評発売中!
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『制服嗜好』 著:上月さつき イースト・プレス刊/1180円+税 9月9日全国発売! |
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◇ ◇ ◇
◎発売から1周年!
上月さんから、発売1周年を記念したイラストが届きました!
これからも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
これからも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
2015/09/10 更新