心に留めておきたい イエスの出生の秘密
難解な聖書を、作家曽野綾子さんがわかりやすく語った『幸せは弱さにある いまを生きる聖書の話』。生き方の原理原則、非常時に試されるリーダーの資質、いじめ、高齢化社会など
現代が抱える難問について、聖書に登場する人物やエピソードから読み解いていきます。
聖書の物語には、これからを生きるための大きな知恵が託されています。
この本の刊行を記念して、第一章の一部をお届けいたします。
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『幸せは弱さにある いまを生きる 「聖書の話」』
幸福とは、強さとは、愛とは、お金とは、死とは。 聖書が語る「人間の原則」についての全八章。
「強いという状態は、仮初のものなんですね。たとえいま、ほんとうに強くとも、病気をしたり、年をとったり、愛する者を失ったりすれば、あっという間に弱くなります。永遠に自分のものであるものなどないのです。自らの弱さを誇ることもがくうちにやがて、心から「弱さの幸せがある」と実感するときがくるでしょう」
『孤独でも生きられる。 いま、あなたに必要なメッセージ』
「私たちは平等ではないが、対等である」、「死と自由とは、大きな関係がある」、「不幸はれっきとした私有財産であった。だからそれをしっかりしまいこんでおくと、いつかそれが思わぬ力を発揮することがある」など、曽野氏の、強く生きる指針となる220の箴言をセレクト。「孤独」「世間」「老い」「運命」「死」「幸福」の全六章。
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曽野綾子（その・あやこ）
東京生まれ。1954年、聖心女子大学英文科卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章受章。97年、海外邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。98年、財界賞特別賞受賞。日本文芸協会・理事。
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