1万年前 安田喜憲 第8章【1】 日本は、第3の危機の時代を迎えている。
第1の危機は明治維新、第2の危機は第2次世界大戦の敗戦、そして第3の危機の時代が現代である。
第1の危機にはヨーロッパ文明、第2の危機にはアメリカ文明という文明モデルがあった。しかし、今回の第3の危機の時代には、学ぶべき文明モデルがない。
日本人は日本人独自の力で、新たな文明の時代を構築していかねばならない。
3.11を経て、ついに連載再開。
安田喜憲・著



安田喜憲・監修

安田喜憲(やすだ・よしのり)

1946年、三重県生まれ。国際日本文化研究センター教授。東北大学大学院理学研究科修了。理学博士。フンボルト大学客員教授、京都大学大学院理学研究科教授(併任)など歴任。スウェーデン王立科学アカデミー会員。著書に『山は市場原理主義と闘っている』(東洋経済新報社)、『気候変動の文明史』(NTT出版ライブラリーレゾナント)、『稲作漁撈文明―長江文明から弥生文化へ』(雄山閣)などがあり、それ以外にも、ニコラス・ウェイド著/安田喜憲監修/沼尻由起子訳/『5万年前』(イースト・プレス)などがある。