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さらに詳しく文字解説

この研究のここがスゴッ!

Lab:017b 慶應義塾大学 増井俊之研究会 増井俊之




「便利さを追求するユビキタス」


「楽をするための研究」そう増井先生は言います。つまり便利さを追求しているということなんですが、増井先生に言わせると、世の中使いにくいことや、できないことを我慢しながら使っているものが多数あるとおっしゃっています。数年前は、コンピュータのスペックが低くてできなかったことが、いまでは簡単にできるようなことになっている。しかし、以前からの慣習や、なんとなくで以前の仕様のまま残ってしまっていて、ユーザーは我慢して使っているという状況が多々あるのです。最も少ないアクションで、最もわかりやすく動作するインターフェイスを目指す「富豪的プログラミング」を提唱しています。

 このような精神から、携帯電話の日本語の予測変換システム「POBox」など、いまでは私たちが、日頃普通に使っているものが生まれていくわけです。これまでは、なんとなく我慢していたことが、新しい発明によって、当然のように使われていく、それが増井先生の目的なのだと思います。

 増井先生のアイデア=不満は、とどまるところはなく、今回、映像でご紹介した以外にも、いくつものWebサービスを開発しています。
 例えば、「Gyazz」はその場で書き込めて、すぐに編集できるお手軽Wikiシステム。(http://gyazz.com/)にアクセスして「http://gyazz.com/入れたいwikiの名前/ページの名前/」と入れるだけでページが作成され、どこからでもアクセスできるようになり、メモや会議議事録などに使える。増井先生のホームページはこのシステムを使って作られている。さらに、「Gyazo」は、マックでスクリーンショットを撮ると、瞬時にネット共有できるというサービス。(http://gyazo.com/)Gyazzと併用すれば、ものすごく簡単にWebページが作れてしまうんですよ。

 どれもこれも、ものすごく実用的なインターフェイスを次々と生み出し、まさに言葉どおり「世界を変えていく」研究を数多く手がけている増井研究会。今後数年という短い単位で、実践されている研究の多くが、携帯電話やPC、パブリックスペースのインターフェイスなどに採用されていくのは間違いないと思います。
 増井先生の動向に注目です!

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