「ついに来たか、という感じだ」
連載最終回を飾るのは、メレ山氏をしてそう言わしめる唯一の虫…。
ブロガー・メレ山メレ子が全力でお届けするなないろ昆虫記、いよいよフィナーレへ!




《最終回》 ゴキブリ
害虫と書いて戦友(とも)と読む



日常に潜む恐怖

 ついに来たか、という感じだ。その名を出すと彼らを呼んでしまいそうなので、あまり口にしたくない。そんな、未開の村に伝わる忌まわしい怪物のような扱いをしてしまうただ一つの昆虫。
 ある朝、起きてリビングに入ったわたしはコキンと固まった。本棚の上に飼っているアリやゲンゴロウの入ったケースを置いていたのだが、その上の壁に、飼っていない虫がへばりついているではないか。クロゴキブリの成虫だ。しかし前夜カーテンに留まっているのを発見し、殺虫スプレーをかけながら必死でベランダに追い出したはず。2つの可能性が脳裏に浮上した。

 1 昨夜のゴキブリが「アイム・バック」と言いながら戻ってきた。
 2 1匹いたら100匹いるの原理で、昨夜のゴキブリの兄弟(あるいは姉妹)がやってきた。

 どちらも同じくらい嫌だが、1の可能性が微妙に高い。なぜならそのゴキブリはさかんに触角をしごき、猫のように顔を洗いまくっていた。「昨日かけられたしびれ薬、まだちょっと残ってる~。最悪~」というかのように。ゴキブリを刺激しないよう、微動だにしないままアテレコしていたが、このままでは顔を洗うゴキブリを永遠に眺め続けることになると気づいた。飼っている虫たちのケースに布をかけたあとスプレーで確実にとどめをさし、分厚い層にしたトイレットペーパーで回収し、スーパーの袋に入れて口を縛って捨てる。
 問題はそのあとだ。気を取り直してアリにエサをあげようとしたところ、視界の端をシュッと素早いものが横切り、腰を抜かしそうになる。よく見ると、それはケースの中を泳ぐゲンゴロウだった。認めたくない。断じて認めたくないが、ゲンゴロウ、要所要所でゴキブリに似ている瞬間(※1)がある……。
 ゴキブリが苦手だというと、ほぼ間違いなく「メレ山さんにも嫌いな虫っているんですか~」と言われるが心外だ。じゃあお前らは人間なら誰でも好きなのか。好きな人間も嫌いな人間もいるが、嫌いな人間を好きになるより、嫌いな虫を好きになるほうがよっぽど簡単だと思う。最初は苦手だった虫でも、生態について調べていけば、好きになれるスイッチが必ずどこかに隠れていた。だがゴキブリは、上京後一人暮らしをはじめてから長いあいだ、変質者や幽霊に並ぶ脅威としてわたしの前に立ちはだかり続けている。

 そんな折、害虫について考えるきっかけとなったのが、『日本原色カメムシ図鑑―陸生カメムシ類〈第3巻〉』(石川忠・高井幹夫・安永智秀 編/全国農村教育協会)の出版記念トークイベント「カメムシだらけにしたろか~!」だった。著者の一人である伊丹市昆虫館の長島聖大(ながしませいだい)さんは、大嫌いなカメムシを絶滅させようと昆虫学研究室に入ったところカメムシに夢中(※2)になってしまい、いまや絶滅させる気は毛ほどもないという。
 プレゼンターもプレゼンターだが客も客だ。この日いちばん熱心だったお客さんは、家庭菜園をやっているという女性。「枝豆につくカメムシをなんとかしたくて、駆除について訊きに来ました。ピンクのカメムシ(※3)なんだけど何カメムシですか」と、カメムシの大家たちを質問攻めにしている。その姿を見て、「害虫って、実はもっとも身近な虫なのでは……?」と思いついた。「好きの反対は無関心」ではないが、虫が嫌いという以前に興味がなければ、そもそも虫について語ることもない。しかし、害虫に関するトラウマについては前のめりでよく喋るし、妙に語彙も豊富になるのだ。
 害虫としてのゴキブリと日々向き合っている殺虫剤メーカーの方々はどうなのだろう。「対象をよく知ると好きになってしまう」と「害虫を根絶するという使命」のアンビバレンツを抱きながらお仕事をされているのではないか。というわけで、殺虫剤を作っている会社に取材を申しこみ、会社訪問させていただいた。


恐怖の飼育室

 お伺いしたのは、ライオン株式会社の研究施設。ライオンって洗剤や歯磨きの会社では? と思われるかもしれないが、実は燻蒸(くんじょう)系殺虫剤の代名詞である「バルサン」の製造・販売を行っている。ライオンの「虫博士」として知られるのが亀崎宏樹さん。ダニやゴキブリなどの害虫の研究を、約30年間にわたって続けている。亀崎さんの部下の児玉達治さん、広報の江本恵津子さん(※4)も一緒に案内してくださることになった。
 飼育室の手前で、ゴム長靴に履きかえる。児玉さんが「飼育室、慣れない人にはにおいがきついので」と使い捨てマスクを薦めてくださったが、これはむしろ胸いっぱいに嗅ぐべき機会だと思い、遠慮させてもらった。ビビりながら部屋に入ると、棚にズラリと並んだプラケース。ケース内にはすのこのような約15センチ四方の木の板が、層状に積み重なっている。狭い場所を好む彼らのアパートだ。長日(ちょうじつ)管理(※5)された高温高湿の室内には、たしかにかなりキツいにおいがこもっている。粗悪な革製品やプラスチック製品などから出るケミカルフレーバーと、動物園の檻の前でかぐにおいの双方が混ざり合ったような感じだ(※6)



飼育室の棚に並んだゴキブリ飼育ケース
映画『ハムナプトラ』のように凶暴な虫たちがゴワシャーッと暴れまわっているイメージをどこかで期待していたが、虫たちとて映画に出るわけでもないのにムダな労力を使うようなことはしない。


 この部屋には日本で害虫とされるゴキブリ5、6種がいるというので、ひととおり見せていただくことにする。飼育室の真ん中におかれたテーブルにまず出てきたのは、チャバネゴキブリの入ったケース。チャバネゴキブリは体長1.5センチほどの小さくて敏捷なゴキブリだ。屋内生活を好み、飲食店などで大量に発生することがある。



チャバネゴキブリの入ったケースを開ける「ライオンの虫博士」亀崎さん
ゴキブリの種類によって、ケースのにおいも微妙に異なる。


 メレ子「築30年の鉄骨アパートに住んでたときに悩まされました!! 繁殖力がすごいんですよね。小さいけど毎日1匹ずつ見るようになって、バルサンにはお世話になりました」
 亀崎さん「そうですね、チャバネはゴキブリの中でも、成虫になるまでの期間が短いんですよ。といっても3ヶ月ほどあるんですけど。成虫になってからも約半年ほど生きます」

 亀崎さんがすのこを1枚ずつめくっていくと、1齢幼虫から成虫までのゴキブリたちがドビャシャーと四方に散る。どんどん下のすのこに移動していくので、めくるたびに密度が増していく。



ゴキブリのアパートとなっているすのこを取り外す  ※ご覧になりたい方は写真をクリック!
手元に白いゴキブリがいるが、これは脱皮したてのもの。脱皮したてのゴキブリは、ふだん目立たない目が黒く際立ち、意外とかわいい顔をしている。「白いゴキブリを見ると幸せになるって『探偵ナイトスクープ』で言ってましたが……」と水を向けると「それならわたしや児玉くんはもっと幸せになってもいいはずだが……」と亀崎さん。返す言葉がない。



チャバネゴキブリのすのこを暴いたところ  ※ご覧になりたい方は写真をクリック!
冷静に考えてれば恐怖に怯えているのはゴキブリのほうなのだが、この恐怖感を煽る動きを見るとその臆病さが恨めしい。


「うわあああああ!! ああああああ」と声を漏らしながら撮影。ゴキブリが逃げ出していないことは頭ではわかっているが、この部屋にいるとどうも背筋がチリチリする。プロがいてくださるのでなんとか落ち着いていられるが、一人で閉じこめられて電気を消されたらどうしよう……。ちなみに暗くなると、段違いに動きが活発になるそうだ。正直、あまり知りたくなかった。
 続いてクロゴキブリ。チャバネの倍ほど大きいが、動きはチャバネよりだいぶ落ち着いており、密度もそこまでワシャワシャしていない。ただし寿命が長い。成虫になるだけで春子はひと冬を越し、秋子はふた冬かけて親になるというのだ。

 メレ子「ゴキブリには巣があるって聞いたことがありますが……」
 亀崎さん「巣というか、小さいときには特に集合性が高いです。密度が高くなりすぎると生息域を拡大しますが、1匹1匹の行動半径は決して広くありません。船や車、飛行機に乗って人によって全国に移動させられてますけどね」
 メ「熱帯のゴキブリが売られてたとき、孵化したての子が親のまわりに集まってました!」
 亀「そうですね~、わたしは科学者として研究対象を擬人化したりかわいがったりすることはできるだけしないように心がけてるんですが」
 メ「そ、そうですよね……安易な擬人化は良くないですよね、なんかすみません……」
 亀「それでもゴキブリの子が集まったり、親が卵を守る行動を見ると……感動の嵐ですね」
 メ「感動の……嵐ですか……!!(むしろ亀崎さんのコメントに感動している)」

 南方から北上中の凶悪犯・ワモンゴキブリも登場。クロゴキブリよりさらにひとまわり大きい茶色っぽいゴキブリで、頭部には紋のような模様がある。動きも異常に素早く、わたしがいちばん恐れている存在だ。西日本を中心に勢力を拡大していると言われるが、わたしは都内の地上15階のマンションで窓を開けて昼寝していて、ワモンに首筋にキス(※7)されたことがある。

亀崎さん「こいつらは野外性が強くて、温水のたまるマンホールなどが大好きなんですよ。そうですか、都内の高層階で……たぶんエレベーターに乗って登ってきたんですね」

 エレベーターに乗って「チーン」というメロディを聞いているワモンゴキブリを想像し、怒りに震えるわたし。そうしていると、独自に室内を探索していた編集者の田中さん(※8)が「あ!! これは!!」となにかを発見したようだ。体長約7センチの翅のない巨大ゴキブリ・マダガスカルオオゴキブリ(愛称マダゴキ)である。しかし動きは鈍く、固い装甲はゴキブリというより三葉虫やダンゴムシを思わせる。日本にはペットや熱帯魚の餌として輸入されているゴキブリだ。

 メレ子「こんな害虫っぽくないゴキブリも実験に使われるのですか?」
 亀崎さん「そ、それは……実験用じゃなくて、ゴキブリの原点への回帰というか……」
 メ(動揺してる……)

 亀崎さんがマダゴキを押さえると、マダゴキはジージー(※9)と鳴いて抵抗する。か、かわいい。ワモンゴキブリを見たあとでは天使に見える。勢いで手に乗せてもらい、しばし愛でる。広報の江本さんも、ケースの壁にとまったマダゴキを見て「あー、脚の裏っかわだけ白いんだ! 足袋みたいですね~」とコメントしている。状況だけ見ると、猫カフェのような和やかな雰囲気だ。



愛らしく小首をかしげる手乗りマダガスカルゴキブリ


 ワモンゴキブリをそのまま小型化したようなトビイロゴキブリもいる。亀崎さんによれば「ワモンやトビイロは南方系のゴキブリで、長崎県の軍艦島(※10)ではゴキブリが繁殖していたそうですよ。そういえば九州に採集に行ったとき、チャバネとクロとトビイロが仲良く同居している食堂があってね、そういう場所は珍しいのでおっと思いましたね~」ゴキブリ3種が集うアットホームな食堂。店主が泣いて怒りそうなキャッチフレーズだ。
 ニューヨークはマンハッタンの公園で、日本からの外来種として定着してしまっているのが最近見つかったヤマトゴキブリも見せてもらった。寒さに強いのが特徴だ。たくさんのゴキブリたちを凝視した感想は「あらためて見ると、みんな思ったより小さい」。まるで芸能人に会ったときのような感想で恐縮だが、やはり恐怖の記憶が目を曇らせているのだろう。
 頼んでもないのに出てくる奴らだが、大量に増やそうとすればそれはそれで大変だ。ケースの密度を適正に保たないと共食いもするし、病気が出てしまうこともある。何より、成虫になるまでの期間が長いので「貴重な成虫を無駄遣いしないように実験している」そうだ。



合言葉は「むやみに殺すな」

 亀崎さんは小さいころから生きものが好きだったが、お兄さんが長じて神戸市立須磨海浜水族園園長になられるほどの魚のプロフェッショナルだったこともあり「俺は別の道を究める」と虫の世界へ。応用昆虫学(※11)の研究室に進み、学生時代はハダニやコクゾウムシの生態を研究した。コクゾウムシは屋内の貯蔵穀類に湧く害虫だが、越冬はわざわざ屋外に出てする面白い虫だ。ゴキブリは種によって屋内環境への適応度合いが違うので、コクゾウムシの生態を知っていることは、ゴキブリを知る上ですごく役に立つのだという。
 日用品メーカーのライオンが殺虫剤を作っているのはなんだか意外な感じがするが、亀崎さんは「燻煙・燻蒸タイプの殺虫剤は、使う人を選ばず効果が得られるのがいいと思っています」と胸を張る。2014年2月に発表されたばかりの新製品には、ライオンのデオドラントスプレーや歯磨き開発で培われた「香り」の技術が生かされている。その名も「香るバルサン」。バルサンをやったあと部屋に残るにおいが苦手――というユーザーの声を取り入れ、においを香料で巧みにカバー。バルサンしたあとの部屋に帰ってくるとローズやシトラスがほのかに香るが、窓を開けて換気すればその香りも消える、そんなすがすがしい使用感を目指したという。



新製品「香るバルサン」(第2類医薬品)(右側の2つ)
フレッシュローズとクリアシトラスの香り。これらは消費者からの好感度が断トツに高い香りなのだそうだ。


 一般的に殺虫剤や農薬の開発は、有効成分を開発する原体メーカーと、有効成分をもとに製剤する製剤メーカーに分かれ、ライオンは後者だ。様々な有効成分をどの割合でどのように配合するかが、バルサンの効き目を決める。霧に乗せたときの拡散のしやすさも重要だ。企業秘密エリアにあるバルサン部屋で、育てたゴキブリを使って実験を行うが「命を扱っているのだから、むやみに殺してはいけない」と、部下の児玉さんにもくり返し、自ら肝に銘じているそうだ。
 ラボでも実験するが、実際に人家で使ったときの効果を知るには街での実験が一番。虫博士は飲食店に何度か普通のお客さんとして通い、ボトルなども入れてすっかり顔なじみになってからおもむろに「実は、バルサンの実験をさせてほしいんだけど……」と口火を切るのだという。ゴキブリのいる環境は見ただけで大体わかってしまう亀崎さんだが、たしかに一見(いちげん)さんに「お宅はワモンゴキブリの巣ですね!」なんて言われたら、お店の人も素直になれないだろう。実験後、亀崎さんはお店でお酒を飲みながら「半死半生のゴキブリがさまよい出てきたりしないように、ちゃんと速攻で効いたかな……」と、心中ひそかに気にかけている。その心持ちは「ラボにいるときの仕事人と、家にいるときのオフな気持ちが半々」なのだそうだ。

「駆除するためにはゴキブリをよく知らないといけないと思いますが、よく知ると好きになってしまいませんか?」失礼な質問かもしれないが、思いきって尋ねてみた。
「好きとはちょっと違うかもしれないけれど、そうですね……こいつやりよるな、という気持ちもあるし、大事な実験生物だし……戦友というのが近いかな」
 他部所からバルサンを作る部所に転属し、最初はゴキブリへの苦手意識があったという児玉さんも横でうなずいている。研究対象への「愛情」という言葉はあまりに陳腐かもしれないが、増やすためにせよ殺すためにせよ、生きものと全力で向かい合っている人の言葉には対象への畏敬の念がこもっていて、聞いていてなんだか嬉しくなってしまう。



虫博士・亀崎さん(右)と児玉さん(左)
今後も戦友のゴキブリたちと共に、家や飲食店に平穏をもたらすバルサンを開発してくださることに期待しています……!


 何億年も前から生きているだの、髪の毛一本を食べて何日生きるだの、生命力の強さを喧伝されるゴキブリだが、絶滅に瀕しているゴキブリもいるのだろうか。
「例えば南方系のサツマゴキブリは数を減らしていると言われています。個人的な感覚では、クロゴキブリも減りつつあると思います。人の生活に適応して増えているワモンゴキブリやチャバネゴキブリに、生息域を侵されているのかもしれない」
 ゴキブリの代表選手のように思っていたクロゴキブリが、時代の波に押されているとは。無慈悲に討ち取っておいてなんだが、複雑な気持ちだ。ゴキブリは世界に約4000種いるが、ほとんどは森の朽ち木の下などに生息しており、人家に出没して「不快害虫」「衛生害虫」と呼ばれているのはほんの数種。生存戦略がかぶったための不幸な出会いという側面もなくはない。とにかく、生活圏にいきなり出てくるのがよくないのだ。街で見とれてしまうようなすてきな異性でも、夜中に「来ちゃった」とベランダを登ってきたら突き落としたい。かっこいいカブトムシだろうが美しいタマムシだろうが、寝る支度をしている足元を全力疾走されるのはごめんだ。
 ゴキブリが亀崎さんにとって戦友なら、研究施設の見学を通して、わたしにとってはゴキブリは気まずい別れかたをした元恋人くらいの距離感になったと言えるかもしれない。絶対に会いたくはないし何をしているのかも知りたくないが、目にふれないどこかで息災にしていてほしい。そう感じるくらいには、この虫への生きものとしての最低限の敬意を取り戻せた。いざとなったら習うより慣れろ、ライオンさんでゴキブリの飼育のパートをやらせてもらえば、あっけなく好きになってしまうかも。そういう意味では、ゴキブリのほうが元恋人より仲良くなれる可能性の高い存在と言えそうだ。



ご愛読ありがとうございました。
これにて連載は終了となりますが、本連載をまとめた単行本を4月に発売予定です。
書き下ろし多数、メレ山さん入魂の一冊です。
現在絶賛作業中! 詳細が決まりましたら、こちらのページでもお知らせいたします。
どうぞお楽しみに!



2014/03/06 更新
  • マンガ 募集
  • コミックエッセイの森
  • メレンゲが腐るほど旅したい メレ子の日本おでかけ日記 (P‐Vine Books)

    『メレンゲが腐るほど旅したい メレ子の日本おでかけ日記』(P‐Vine Books)
    今世紀最強のブサかわ犬はこの旅日記からはじまった。「わさお」をブレイクさせたブログ「メレンゲが腐るほど恋したい(通称:メレ腐)」の書籍化。
  • メレ山メレ子(めれやま・めれこ)

    メレ山メレ子
    1983年、大分県生まれ。会社員。旅の記録などをつづったブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」で注目を集める。中でも青森県で出会った秋田犬に、「わさお」と名をつけて紹介したところ、大反響を呼ぶ。もともと生き物全般が好きだったが、2010年に訪れたベトナムで蝶の大群を見て虫に開眼。2012年にはアートフェス「TRANS ARTS TOKYO」にて「昆虫大学」というイベントを主催、2013年には第4回ニコニコ学会βシンポジウムにて「むしむし生放送」の座長を務め、ともに好評を得る。著書に『メレンゲが腐るほど恋したい メレ子の日本おでかけ日記』(P‐Vine Books)。
    ブログ:http://d.hatena.ne.jp/mereco/