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ここ富士山麓には、メジロは通年で住み着いていますが、 体も声も小さいうえ、生息数があまり多くないので、 その姿を見つけた時は、ちょっと得した気分になります。 冬の間はなかなか出会えないのですが、 春になり樹々が花がつけはじめると、 その蜜を目当てにやってくるので、 すこーし見つけやすくなります。 ちょうどいまは、森のあちこちでキブシが花をつけています。 毎朝の散歩コースにあるこのキブシにも、 メジロがよくやってきます。 小さな体を器用に使って、 花弁にクチバシをさしこみ、 とても上手に蜜を吸うところが見られます。 時にはアクロバティックな吸い方もしていますので、 またおもしろい姿が撮れたら、お見せしたいと思います。
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  • 松原卓二(まつばら・たくじ)

    1965年兵庫県生まれ、静岡県在住。富士山麓標高約1000メートルの別荘地にてコンピュータ・ゲームソフトの開発を生業としつつ、大好きな動物たちの写真を撮る毎日を送っている。写真集に『笑顔のどうぶつ園』メディアファクトリー、『りすぼん』集英社、『モフモフ家族』東京書籍、『動物オメガ図鑑』『動物アルファ図鑑』マガジンハウス。「かわいさ」と「おもしろさ」をテーマに、動物たちの顔や体、しぐさなどをつぶさに観察するという独自のスタイルで、写真集を発表し続けている。